輸入が人気のイタリアン食材
イタリアン食材としては、なんといってもパスタが有名です。
古くからたくさんのイタリア料理が日本に紹介され、食材も輸入されていますが、パスタは今やすっかり日本でも市民権を得ています。
パスタは1000年近い歴史を持つ食材といわれており、イタリア国内ではトマトの伝来とともに飛躍的に発展を遂げました。
1840年頃には一大生産基地が築かれ、国民的な人気を得るイタリアン食材となったようです。
1930年ごろからは機械化が進み、練り工程から押し出し工程まで、一貫して生産体制が整えられました。
天日乾燥から機械乾燥に移行したこともあり、日本国内でも輸入に頼ることなく、独自の生産ラインが構築されたと考えられています。
イタリアのパスタの生産量は、現在約280万トンといわれています。
そのうち160万トンが国内で消費され、120万トンが輸出されます。
日本でも、パスタの専門店などではイタリアから輸入したパスタを用いる場合があるようです。
日本国民1人当たり、1年で1.7Kgのパスタ消費するといわれています。
対してイタリアでの消費量は28kgといわれていますから、いかにイタリアン食材として日常的に食べられているかうかがい知ることができます。
日本ではパスタというと消費量の9割がスパゲティなのですが、イタリアではペンネやファルファレッテ、フジッリなど、様々なパスタが人気を呼んでいます。
その種類は300種を超えるともいわれており、土着性が強いといわれるイタリアン食材の奥深さを物語っています。
イタリアン食材の輸入は魚介類のメニューにも
日本といえば魚消費国として有名ですが、イタリアン食材も日本に負けず劣らず豊富なバリュエーションを備えています。
例えばイワシは南イタリアで盛んに水揚げされ、フリットやグリルとして利用されます。
調理が簡単なので、家庭料理の定番としてポピュラーなイタリアン食材のひとつです。
煮込み野菜をはさんだガレットは、日本でも人気のようです。
スズキもイタリアでは一般的な魚です。
特にグリルが好まれ、鉄板焼きにしてローズマリー、バジリコ、タイムなどのハーブなどを用いて風味を楽しみます。
日本では刺身、塩焼きが一般的ですが、イタリアからこうした調理法が輸入され普及しました。
高級魚の代名詞であるタイも、イタリアで人気の食材です。
淡白な味わいがハーブによく合います。
日本ではあまり食されませんが、カジキもイタリアン食材としては幅広く活用されています。
どんな素材とも相性が良く、野菜を包んで焼いたり、缶詰にして保存食にしたり、様々なメニューが存在します。
カサゴやヒラメなど、白身の魚はしっかりとした味付けを行います。
トマトと相性がよく、中部イタリアの代表料理カッチュッコや、紙で包み焼きするカルトッチョの材料として用いられます。
日本では煮つけが一般的ですが、イタリアからこうした調理法が輸入されて以降、レストランなどでも見かける機会が増えてきました。
大衆魚であるアジは、イタリアでも人気の食材です。
パン粉をまぶし、グリルして食べるソテーはトマトとの相性が抜群です。
このように、イタリアン食材としては馴染みの薄い魚介類も、調理法は数々輸入されています。
イタリアン食材といえば輸入チーズ
イタリアン食材といえばチーズを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
事実、日本国内には様々なチーズがイタリアから輸入されています。
最もポピュラーなチーズであるモッツァレラは、豆腐によくたとえられるほど人気の高い食材です。
淡白で軽い酸味と甘味が特徴のチーズです。
加熱すると、とけて糸を引く性質があります。
ピザなどでよく目にする方も多いでしょう。
高級なチーズとしてはパルミジャーノ・レッジャーノが有名です。
イタリアン食材の愛好家から人気が強く、日本国内にも近年になって盛んに輸入されるようになりました。
700年以上も前から同じ製法で作り続けられており、超硬質チーズの最高級品とされています。
ワインとの相性が抜群のチーズです。
世界3大ブルーチーズの1つに数えられるゴルゴンゾーラも人気の高いイタリアン食材です。
ロンバルディア州の原産で、日本では輸入チーズとして幅広い支持を得ています。
塩味が強く、クリーミィーな味わいが特徴で、パンの付け合せや、野菜のディップ、オードブル用の食材として用いられます。
この他、お菓子作りや、デザートに使うチーズとして、リコッタ、マスカルポーネなどが挙げられます。
いずれもクリームなど甘みのある味付けと相性が良く、ティラミスなどケーキ作りに最適な食材です。
乳種は牛乳で、日本のスーパーなどでも見かけることができます。
チーズは地方ごとにもオリジナルの製法があり、非常に奥の深いイタリアン食材といえるでしょう。